「食堂あを」の夜コースを実食|山形市で季節の創作料理を楽しむ

訪問レビューのポイント

王冠ねこ
王冠ねこ

夜のお食事コースをいただきました。訪問時の掲載価格は1名9,000円です。この日は前菜に続き、本鮪の造り、山形牛フィレ、蛤と雲丹の茶碗蒸し、天然真鯛の釜ごはん、デザートを楽しみました。料理の内容と量、食べ方の変化を写真とともに紹介します。掲載メニューは訪問時の記録なので、希望日のコース内容と料金は予約時にご確認ください。


【 食堂あを (山形・山形市) 】

今回は、山形で巡りくる季節を堪能できる「食堂あを」さんに行ってきました。
旬の食材で紡ぐ、伝統と新たな味わいが愉しめる創作料理のお店で、山形の旬を味わってきました。

【コースについて】

今回は夜のお食事コースを愉しんできました。
山形の食材をはじめ、その季節の旬のおいしさを大切に、新しい組合わせの発見に心躍る丹精込めて作られるお料理の数々が愉しめるコースとなっています。
訪問時の掲載価格は9,000円/1名でした。

【お店の外観】

山形駅からほど近い立体交差に位置するお店で、知る人ぞ知る場所にある素敵な外観のお店は、お洒落で落ち着いた雰囲気の佇まいでお料理への期待も高まります。

【お店の内観・雰囲気】

引き戸を開けると、木目調で統一されたとってもお洒落で温かみのある空間が目の前に現れます。
カウンター4席とテーブル席が2つのこぢんまりとしたと店内は、お出汁の良い香りがふんわりと漂い、ゆったりとした時間が流れ、落ち着いてお食事を愉しめる居心地のよい雰囲気となっています。

【お料理・デザート】

ドリンク『サッポロ中瓶』『黒烏龍茶』
まずは瓶ビールと黒烏龍茶で乾杯。
自家製ドリンクや山形の日本酒もあり、どれも気になる&美味しそうなラインナップ。

御椀『モッツァレラチーズ 山菜』
お椀をあけるとふわっとお出汁の良い薫りが漂い、見た目も色鮮やかなお料理に目を奪われます。
しっかりとお出汁が効いたお椀の中にはモッツアレラチーズの揚げ出しと海老やベーコンとたくさんの山菜が入っています♡
チーズの旨味とお出汁の組合せがびっくりするほど相性抜群で、一瞬で虜に。
具だくさんの山菜で旬を味わいながら、伝統を感じつつ「洋×和」のおいしい組み合わせに感動しました。
他にはない逸品を感じさせてくれるお料理に、次のお料理への期待も高まるばかりです。

小さなスープや季節の料理を並べた前菜盛り合わせ

前菜『新じゃが 豆乳 蔵王牛 山形ひめセルリー 海老 鮎 蕨 枝豆 月山筍 ゴルゴンゾーラ パプリカ おとめ心 ピーナッツ イタリアンパセリ』

・新じゃが芋と豆乳の冷たいスープ
クリーミーかつ豆乳と素材本来の甘みが感じられるスープでとっても美味しい。

・ゴルゴンゾーラチーズのムース
食べられるゆりのお花と蜂蜜が入った可愛らしいハートのスポイトが添えられた可愛らしいお料理。
蜂蜜をかけてムースをいただくと、ゴルゴンゾーラチーズの独特な香りが蜂蜜の甘さでまろやかになり、チーズの旨味をバランスよく引き立てるとともに、底に敷かれた秋田県の代表的な燻製干しのたくあん漬けであるいぶりがっこの食感と風味も上手く調和し、とても素晴らしい組み合わせに驚きました。

・いちごの白和え
山形県で育成されたいちご”おとめ心”をお豆腐と底に敷かれたピーナッツの粉に付けながら味わいます。
おとめ心は甘みがたっぷりありながらも酸味もあり、甘みと酸味のバランスが非常に良く、白和えと相性抜群でとっても美味しくて驚きました。

・鮎の一夜干し
鮎本来の甘みと風味が感じられ、淡白にして高尚な味わいにお酒も進みます。
下にはほのかな甘みと苦みが愉しめて癖になる味わいの丁寧に漬けられた蕨が、上には酸味のバランスがとても良い鮮やかなパプリカのピクルスが添えられています。

・蔵王牛とごぼうのボロネーゼ/イタリアンパセリとチーズのクラッカー
バゲットに山形県のブランド牛である”蔵王牛”を使ったボロネーゼが添えられた一品。
赤身と上品な脂の甘さが絶妙なバランスを奏でるとともに、ごぼうの食感も愉しめるのも良き。
その上に立てかけられているサクサク食感のクラッカーは、香り高いチーズの旨味を感じながらもパセリの爽やかな風味が味を引き締め、ボロネーゼを付けて一緒に食べるのもとっても美味しい。

・揚げ物
山形ひめセルリー(セロリ)を混ぜた海老真丈と月山筍(がっさんだけ)の天ぷらをお好みでレモンをかけていただきます。
プリプリの海老真丈に甘みが感じられる山形ブランドのセロリ”ひめセルリー”が混ぜ込まれており、素材の甘みと旨味の相乗効果によりとっても美味しい真丈でした。
山形県の月山周辺で収穫される”月山筍”の細竹の天ぷらは、瑞々しく食感もとてもよく、独特の風味と甘みやコクがあり、今まで食べた筍の中でも非常に美味しい筍で感動しました。
塩味でシンプルに味付けされており、そのまま食べても美味しいですが、レモンをかけて食べるとあっさりした味わいも愉しめて美味しかったです。

・枝豆
スパイシーなカレーの香りを纏ったクミン塩で味付けされた枝豆は、ついつい手が伸びちゃうほど癖になるおいしさ。

目でも愉しめるたくさんの食材が盛り込まれた豪華な前菜たちが彩るプレートにテンションが上がりました。
どれも違った食感・お味を愉しめて、ひとつひとつ手間を惜しまず作られたお料理に思わず笑みもこぼれます。

造り『本鮪 山形のだし』
これまた目でも楽しめるビジュアルのお造りの登場。
脂がよく乗った深い味わいとコクのある濃厚な旨味、まろやかでしっとりした食感の本鮪に山葵を加えたタルタルに、新鮮なきゅうりなどの夏野菜と、青じそやみょうがなどの香味野菜を刻んで和え味付けされた山形の郷土料理でもある”だし”を乗せ、削り節が香るドレッシングで仕上げられた一皿。
驚くほど非常に相性がよく、本鮪の濃厚さとだしのさっぱりした風味が生み出すハーモニーはまさに完璧です。

山形牛フィレと色鮮やかな野菜の盛り付け

焼物『山形牛フィレ』
山形県内で生産される黒毛和牛の中で肉質等級が高級と認められた山形牛のフィレステーキの登場です。
丁寧に火入れされた美しいお肉の断面に思わずうっとりしてしまうほど。
全体的に塩味をつけているとのことで、お好みで赤ワイン塩と山葵でいただいてくださいとのこと。
まずはそのままいただきます♪♪
ひと口頬張ると、とにかく柔らかくてビックリしました。
しっとりとした淡白な味わいと上品な甘さ、ジューシーな甘みが感じられてお肉そのものの旨味がお口の中に広がります。
山形県産のワインの澱と、東北有数の美しさを誇る透明度の高い鳥海山の伏流水が流れ込む日本海の海水から作られる赤ワイン塩でいただくと、ほんのりと赤ワインの風味が感じられてこれまた美味。
山葵でいただくと、山葵の辛みが口の中を刺激し、お肉のジューシーな味わいと相まって、お肉の旨味をより引き立たせてくれるとともにさっぱりといただけました。
添えられたお野菜もそれぞれの素材の旨味が感じられて、とてもおいしかったです。

蛤と雲丹、長芋の冷たい茶碗蒸し

煮物『蛤 雲丹 長芋』
叩いた長芋と生雲丹と大きな蛤が乗っている蛤のお出汁で作られた冷たい茶碗蒸しです。
甘みと旨味が凝縮されたしっかりと効いた蛤のお出汁がとにかく美味。
長芋のシャキシャキとした食感もトロトロした食感も楽しめて、長芋好きにはたまりません。
プリプリの大きな蛤も深い味わいがあり食べ応え抜群。
全体的にあっさりながらも濃厚な蛤の風味と、とろけるような甘みと磯の風味漂う生雲丹の味わいが見事に調和し、スプーンも止まりません。

天然真鯛のご飯と別皿のいくら、薬味
いくらと海苔、山葵を添えた鯛ご飯のだし茶漬け

飯物『天然真鯛 山葵 いくら』
釜で炊かれた天然真鯛ごはんの登場。
まずはそのまま・・・鯛の風味がしっかりと染み込んだご飯は言うまでもなくおいしい。
次はいくらを乗せていただきます。
いくらのほどよい塩味と甘みが鯛ご飯のおいしさをさらに引き立ててくれてやっぱりおいしい。
最後はいくらと海苔を乗せ山葵を添えてお出汁をかけてお茶漬けでいただきます。
丁寧にとられたお出汁と、天然真鯛の風味がしっかり染み込んだご飯に程よい塩味と甘さのいくら、山葵の風味、すべてのバランスが見事に調和し、だただおいしい絶品メニュー。
まだまだ食べたいのにお腹がいっぱいになってしまって、、、店主さんのご厚意で、残ったご飯をおにぎりにしていただきお持ち帰りさせていただきました。

ほうじ茶のチーズケーキと苺のパンナコッタ

水菓子『ほうじ茶 クリームチーズ パンナコッタ 苺』
ほうじ茶のチーズケーキと地元の苺を使ったパンナコッタのデザート。
ほうじ茶の風味が漂うチーズケーキはとっても濃厚でとっても美味しい。
パンナコッタは苺の爽やかな甘さと酸味、ミルクの風味が感じられ、甘さ控えめで滑らかな口当たりにあっという間に完食。
とってもお腹いっぱいだったけど、おいしいデザートは別腹です(笑)。

【まとめ・感想】

どのお料理も手間を惜しまず丁寧に作られており、とてもおいしくて、最後まで堪能できるコースで大満足でした。
山形県の食材をはじめ、その時々の旬の食材そのものを十分に活かして作られるお料理は、新しいおいしさの発見ができるとともに、巡りゆく季節を五感で愉しめる素晴らしい創作料理の数々でした。
訪れる度に新しい発見があると思うと、何度でも通いたくなるお店です。
お店の雰囲気もとても素敵で、お料理の説明も丁寧にしていただき、心のこもった接客も素晴らしく、癒しの時間を過ごせて気持ちよくお食事を楽しむことができました。
ランチも夜のお食事も完全予約制ではありますが、ランチのコースも大人気で、また季節を変えてぜひ訪れたい一軒です♪

王冠ねこ
王冠ねこ

Instagramでも素敵なお店の情報発信中だにゃ!!

食堂あを

住所  :山形県山形市桜町1-19
電話番号:023-615-8886(予約制)
営業時間:ランチ  12:00~14:00
     ディナー 18:00~22:00
定休日 :水・木曜日
駐車場 :無(近隣に有料コインパーキングあり)

予約・訪問前に確認したいこと

本文の料理・コース名・掲載価格は訪問時の記録です。現在も同じ内容・価格で提供されているとは限りません。予約前に、店舗の公式案内で最新のメニュー・料金・営業時間をご確認ください。

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